あさが来た|こんなにもあった史実との違い!フィクションの賛否は?

 

朝ドラ『あさが来た』では、あさの最大の理解者であった

祖父の今井忠政が逝ってしまいました。

 

ですが忠政は大好きなあさにも出会えましたし、今井家の面々に囲まれた

穏やかな最期は清々しささえ感じましたね♪

 

またこの頃は実業界で大きな力をつけつつある今井家ですから、

忠政の弔問にはあさの加野屋の面々はもちろんのこと、五代友厚らも訪れます。

 

『あさが来た』でここまで主要メンバーが揃うのは、

はじめてではないのでしょうか?

 

というわけで、ここまでの『あさが来た』についての主要メンバーや

出来事などについての史実との大きな違いをご紹介していきます。

 

かなり強引な文章の展開ですが、お付き合いくださいませ♪

 

大同生命

 

コンテンツ

『あさが来た』こんなにもあった史実との違い

 

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まずは人物ごとの史実との違いをご紹介します。

 

【今井家】

あさ(波瑠)

姉のはつとは実の姉妹ではない

夫の新次郎との年の差は8つ下(ドラマでは11歳年下)

 

はつ(宮崎あおい)

同上。しかも1872年(明治5年)に亡くなっている

 

忠興(升毅)

明治維新の10年ほど前に既に亡くなっている

ドラマでの功績は主に広岡浅子の義兄の三井高喜のもの

 

久太郎(興津正太郎)

あさの実の弟ではなく甥。年もあさのひとつ下

 

忠政(林与一)

広岡浅子が生れる前に亡くなっている可能性が高い

 

ふゆ(清原果耶)

最初からあさのお付きの女中として加野屋(加島屋)に入る

 

【加野屋】

正吉(近藤正臣)

1869年(明治2年)に既に亡くなっている

 

新次郎(玉木宏)

三味線の師匠や松造のエピソードはドラマオリジナル

 

栄三郎(吉田八起)

あさよりも5歳年上。早くから家業に携わっている

 

【山王寺屋】

すべて詳細不明。菊(萬田久子)の嫁いびりなどはすべてオリジナル

 

【五代友厚】

あさと絡んだという資料はなし(但し、面識はあった可能性は高い)

 

主要登場人物についても、これだけの史実の違いが見られます。

 

また山王寺屋の人びとにつきましては、資料などがほとんどないので

すべてドラマオリジナルのキャラクターやストーリーとなります。

 

その他の登場人物につきましても、うめ(友近)、雁助(山内圭哉)、

亀助(三宅弘城)、美和(野々すみ花)などはオリジナルです。

 

次に出来事についてです。

 

あさが新選組にタンカを切ったのはフィクション

 

加野屋が炭鉱事業に着手するのは10年も早い

 

蔵野炭鉱も未亡人の櫛田そえ(木村佳乃)ではなく、

旧経営者の帆足義方より買収

 

奈良の玉利(笑福亭鶴瓶)に借金を申し込んだのではなく、

東京の毛利に借金の返済の延期を申し入れた

 

などなど…けっこう大きなエピソードも、史実とは異なるものがありますね。

 

フィクションの賛否は?

 

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歴史物のドラマの場合、避けては通れないものがフィクションの賛否です。

 

これまで多くの歴史物のドラマが、「史実とは違う」「やり過ぎ」

などの批判を受けてきました。

 

このあたりは非常に難しいところですし、色々な意見があるところ。

 

わたしの個人的な意見としては、基本的にフィクションはアリかと思います。

 

といいますのは、史実通りキッチリとドラマを再現してしまうと、

けっこう盛り上がりに欠けたりすることが少なくありません。

 

もっとハッキリ言えば、リアルな人の人生に大きな出来事

ドラマはそれほど多くありません。

 

しかもわたしたち視聴者は、小説でもテレビドラマでも

フィクションに慣れ切っています。

 

次から次に主人公に難題や災難が降りかかってくるのが普通ですし、

主人公もそんなまさかと思われるような状況を頑張って乗り切ることから、

感情移入もできます。

 

また朝ドラは週6話の放送で、半年も続きます

 

やはりこの長丁場で視聴者を飽きさせないためには、

かなりの脚色やフィクションも必要かと思われます。

 

たとえば『あさが来た』でも、上記にあるようにあさが蔵野炭鉱へ赴くのは

史実よりも10年余りも前倒しに描かれています

 

では史実の広岡浅子はその間に何をしていたかと言えば、

経営の傾いた加島屋を何とかすべく、莫大な貸付金の回収をおこなったり、

借入金の猶予を求めたり、主に通常の両替商の業務を反復的におこなっていたようです。

 

これを10年分も視聴者が見せられても困りますよね?

間違いなく視聴率も下落しますし、視聴者からのクレームも多くなりそうですね。

 

さらには高視聴率ドラマの代名詞だったNHKの朝ドラも、

2009年の「ウェルかめ」あたりでは、まさかの平均視聴率が

13%台のどん底を経験しています。

 

NHKの朝ドラは同局の看板番組ですから、ヒットさせるためにも

視聴者によりウケるように大きく脚色をしてくることも想像できます。

 

事実、今回の『あさが来た』もNHKのHPには

「激動の時代を生きた夫婦の愛の物語として(実際の物語を)大胆に再構成し…」

とあります。

 

このあたりは賛否両論あるところですが、わたしは史実との違いは

ウンチクレベルにして、できるだけドラマを楽しもうというスタンスをとっています。

 

そうは言っても限度はありますが、このあたりは個々の視聴者の方々が

どう考えるかにお任せする限りです。

 

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